ジェネリック医薬品について

 

 近年、医療費の増加にともない、全国の健保組合は厳しい財政状況が続いています。こうした状況を背景に、国は医療費の節減が期待できる「ジェネリック医薬品」の利用を促進しています。医療費の節減にくわえて、みなさまの家計の負担の軽減にもつながりますので、ジェネリック医薬品を積極的にご活用くださいますようお願いいたします。



● 新薬と同等の効き目で価格が安い「ジェネリック医薬品」


 ジェネリック医薬品は後発医薬品とも呼ばれ、新薬(先発医薬品)の特許期間が満了したあとに、開発・販売される医薬品のことです。新薬に比べて、開発期間・開発費用が大幅に抑えられるため、新薬の2〜7割程度の価格で販売することができます。
 またジェネリック医薬品は厚生労働省によって、効き目や安全性が新薬と同等と認められているので、安心してご利用いただけます。さらに医薬品によっては、味やにおい、保存性などが新薬よりも改善されたものもあります。



● 節減効果が大きいのは慢性疾患


 ジェネリック医薬品に切り替えると、短期間しか服用しない医薬品ではさほど変わりませんが、脂質異常症や高血圧症、糖尿病といった慢性的な病気で、長期にわたり薬を服用する場合は、薬代を大きく減らすことができます。



● ジェネリック医薬品に替えるには


 ジェネリック医薬品に替えたい場合は、医師や薬剤師に相談してみましょう。言いにくい場合は、「ジェネリック医薬品お願いカード」(かんじゃさんの薬箱でダウンロード可能)を医療機関の窓口で保険証と一緒に提出すれば、「ジェネリック医薬品を処方してほしい」という意思を伝えられます。



● 平成28年12月の結果


 平成28年度は12月に、先発医薬品を安価なジェネリック医薬品に切り替えた場合に軽減できる、自己負担額の差額が500円以上となる方を対象に、ジェネリック医薬品のお知らせをお送りしました。
 この差額通知の送付直後のレセプト(診療報酬明細書)を調査し、ジェネリック医薬品切替率等を分析しました。


1.

平成28年度送付対象者

 

(1)

通知対象年齢:0歳以上74歳以下

 

(2)

通知対象レセプト:平成28年6月〜7月診療

 

(3)

通知対象者の自己負担軽減額:500円以上(通知対象者数:848通)

 

(4)

通知発送月:平成28年12月

 

(5)

効果測定レセプト:平成29年1月、2月


2.

ジェネリック医薬品への切替結果

 

(1)

お知らせした848名のうち、ジェネリック医薬品へ切り替えた方は、491名(57.9%)となり、半数以上の方がジェネリック医薬品の使用を開始されました。
残りの357名は効果測定月では切り替えていない、または診療(調剤)を受けていない方でした。

 

通知者

切り替え(1月)

切り替え(2月)

切り替え(延べ)

人数(人)

848

368

326

491

割合(%)

43.4

38.4

57.9

 

 

(2)

また、どの年齢においても、半数以上の方にジェネリック医薬品へ切り替えいただけました。

 

 

年齢別の切替率

※有効通知者数:効果検証時に、組合資格を喪失している者を除いた人数
※切替率=切替者数÷通院者数

 

 

 


3.

『ジェネリック医療薬品のお知らせ』による削減効果

 

 今回の差額通知による当健康保険組合(保険給付費)負担額の削減効果は、効果測定月平均で、1ヵ月あたり約74万円でした。
(1月健保負担削減額:735,854円+2月健保負担削減額:758,793円)÷2ヵ月=747,323円


4.

今後に向けて

 

 ジェネリック医薬品は新薬と同じ有効成分、同じ効能・効果をもつ医薬品であり、薬代の自己負担額の軽減が図られるとともに、医療費削減の効果があり、健康保険組合財政の負担軽減にもつながります。
 みなさまにおかれましても、ジェネリック医薬品利用促進の目的をご理解いただき、より一層のジェネリックの利用促進を図っていただきますよう、ご協力のほどよろしくお願いいたします。



● ジェネリック医薬品について調べるには


 普段飲んでいる薬はジェネリック医薬品に替えられるのか、替えるとどのくらい安くなるのかなど、ウェブサイトでジェネリック医薬品について調べることができます。




Q&A
 
Q

すべての医薬品はジェネリック医薬品に替えることができるのですか。

 
A

 ジェネリック医薬品の開発されていない薬もあります。ジェネリック医薬品をご希望の場合は、替えられる薬があるかどうかを薬剤師に調べてもらうとよいでしょう。
 また医師の判断によっては、新薬の服用を継続することもあります。そういうときは、処方せんの「変更不可」欄にチェック、または×を記入し、ジェネリック医薬品に変更しないように薬剤師に指示します。変更の指示のない薬については、患者の意思でジェネリック医薬品に替えられます。詳しくは医師にご相談ください。

 

 
Q

いきなりジェネリック医薬品に替えるのは不安です。短期間のみ替えることはできますか。

 
A

 1〜2週間だけ「お試し」として服用できる分割調剤制度がありますので活用してください。詳しくは薬剤師にご相談ください。

 


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